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TLAS4(Turbolinux Appliance Server 4.0)とは

ここでは、Turbolinux Appliance Server 4.0(以下「TLAS4」)について説明しています。

TLAS4の概要

近年、技術革新やクラウドに代表されるサービスモデルの多様化に対する市場環境の変化、インターネット普及率の増加等により、ITサービスの基盤であるサーバー環境を低コストで容易に利用することができるようになりました。例えば、IaaSやVPSを利用することにより、Webブラウザから申込み~決済~サーバー環境の構築までを容易に行うことが可能なサービスもあります。

しかし、サーバー環境の構築(基本ソフトウェアとミドルウェアの導入)までは、手元のWebブラウザから行うことができますが、サーバーが提供するサービスの設定管理は、テキストベースのCUIによる操作が必要であることが多いのが現状です。

そういった環境の場合、TLAS4を導入することにより、WebやMailサーバーアプリケーションを手元のWebブラウザから容易に設定管理を行うことが可能になります。

TLAS4の導入メリット

例えば、次の構成図のように、物理もしくは仮想サーバーにLinux OSを稼働させ、WebやMailサービスを提供する環境を構築するとします。

TLAS4構成図

この環境にTLAS4を導入することにより、その環境の管理者は手元のWebブラウザを使ってTLAS4に接続し、サーバーの管理や各サーバーアプリケーションの管理設定を行うことが容易にできます。また、TLAS4はバーチャルドメイン機能を有しており、複数の仮想サイトを構築することができるため、この環境のように一つのサーバー環境において、複数のドメインを管理設定するとこが可能です。

利用者にとっては、TLAS4が導入されていることにより、利用者のメールアドレスに関する設定管理を手元のWebブラウザから行うことが可能です。例えば、メールアドレスのパスワード変更やメール転送設定、不在時自動応答メッセージを利用者自身が設定管理することができます。

サーバー管理者は、バーチャルドメイン毎に管理を委譲することも可能であり、仮想サイト毎に管理権限を委譲することができます。

TLAS4を導入した場合のメリットは次の通りです。

管理者のメリット
  • 手元のWebブラウザを使って、容易にサーバーの管理や各サーバーアプリケーションの管理設定を行うことができます
  • バーチャルドメイン機能を活用して、一つのサーバー環境において複数のドメインを管理設定するとこができます
  • サイト毎に管理者を分けることができ、管理者負荷を分散することが可能です
  • サイト毎や利用者毎に、使用可能なハードディスク容量を設定することができるため、計画的な運用を行うことができます
  • 何らかの障害やイベントが発生した場合に、TLAS4からメールを送信することができるため、管理者が運用手順に沿って迅速に対応することができます
利用者のメリット
  • 利用しているメールアドレスのパスワードの変更や自動転送設定、不在時自動応答メッセージ設定を手元のWebブラウザから容易に行うことができます
  • 利用者がパスワードを定期的に変更することにより、セキュリティを担保することができます